67P/Churyumov-Gerasimenko

マイナス25℃の凍れる夜、「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」を撮影しました。
昨年12月以来、2回目の撮影となります。
相変わらず上品な尾をなびかせていますが、画像処理が未熟なせいでしょうか思ったより地味な感じでした。しかし、よく見ると数個のプチ銀河が写っており、それなりに楽しませてもらいました
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星 67P-20220128_compressed
・ ε130D+SXD2+STAR BOOK TEN
・KOWA-LM75mm+QHY5L-Ⅱ+PHD2+APT
・Canon 5D MarkⅡ(IR改造)冷却無し
・HEUIB-II iso 3200 トリミングあり
・2022年1月28日01h09m~210秒×16枚(total:56分)
・DSS/FAP/CS5 通常コンポジット

今年に入ってから雪の降る日が続き、プレハブ小屋まで車が入れない状態になっていました。
そこで活躍するのが「かんじき」です。といっても、思った以上に雪に埋まってしまいがちなので「改良版」を自作してみました。
プレハブ小屋まで_compressed_cr_cr
「ん!見たことがあるぞ」
そうです。赤い色のベース部分は、「雪かきスコップの先端」なんです。見た目は悪いのですが、これが予想以上に「埋まらない」のです
接地面積が大きいので、写真の通り快適にすたすたと歩くことができます。(特許とろうかなあ~~
改良版かんじき_compressed
最近は撮影中、少し余裕?が出てきたので、撮影中の写真を記念ということでパチリ。
30秒露光1枚ショットですが、何とか写ってくれました。
広角18mmレンズなので星像が小さくてなんだか物足りない感じ(´;ω;`)
ソフトフィルターもないので、ここはFlatAideProの出番です。「星像検出」から「ソフトフィルター効果」で調整後仕上げたのが下の写真です。
20220128
マウント部分に巻き付けているのは、「水道凍結防止ヒーター」と「ハクキンカイロ」です。
マイナス25℃くらいになると、機材全体が「氷華」で覆われてしまいます。
また、精密機械の動作温度をはるかに下回ることから、この日もノートPCは原因不明のシャットダウン、ピントゲージ監視用ののUSBポートエラー、STARBOOKTENの挙動不審な動き等々,,,,,,,,,(´Д`)

北国で寒い時期、天体写真を撮るのも大変なんですよ~~。
でも、「出撃」するんですよねえ